小児歯科
乳歯は、お子様の心身の健康にとても大切な物ですが、これから生えかわる永久歯にとっても、大変重要な意味を持っています。子供の最初の歯は通常、生後6カ月頃までに生えはじめ、3歳までに20本の乳歯が生えそろうのが普通です。乳歯は、お子様の身体の健康に大きく関わり、将来生えかわるであろう永久歯の歯並び及び噛み合わせのガイドにもなっています。
小児歯科治療とは
小児歯科とは、一般に成人に至るまでの患者を担当する歯科の事です。（概ね乳幼児期から永久歯が萌え揃う学童期まで（１２～１３歳）を対象としています。）小児歯科では、虫歯の治療や予防処置、永久歯の歯並びや噛み合わせが正しくなるように指導や治療を行います。
● 生後 ６ヶ月の頃
生後６ヶ月を過ぎると、乳歯が生えはじめますので、この時から歯磨きが必要になります。最初は分からない事も多いかと思います。少しでも気なる事がございましたら、何でもご相談下さい。
● １歳 ６ヶ月から３歳まで
１歳６ヶ月になると、上下の前歯１２本と奥歯４本の乳歯が生えてきます。心身の発達のチェックとともに、歯についても生えている歯の数と種類、虫歯や歯の汚れ、噛み合わせの状態などをチェックします。
● ３歳の頃
3歳になると、3歳児健診があります。歯の健診では、歯科医師が20本の乳歯が生えそろい、噛み合わせがきちんとできているか、また虫歯になりやすいかなどをチェックします。虫歯が増えだすのもこの時期です。
● ６歳の頃
６歳頃になると、乳歯の奥歯のさらに奥に最初の永久歯（６歳臼歯とも呼ばれています）が生えてきます。この歯は、一番大きく、噛む力が最も強い大切な歯です。６歳臼歯は、最も大切な歯なのに、虫歯になりやすいので十分な注意が必要です。「６歳臼歯がなかなか生えない」、「痛い」、「前歯がななめに生えた」、「歯並びがおかしい」、「噛み合わせがおかしい」と言った場合などは、できるだけ早くご相談下さい。
当クリニックの小児歯科治療
お子様の治療に関しましては、保護者の方が納得されるよう充分にご説明し、その同意の基に患者(患児)様の立場に立った治療を行なっていきます。もし疑問な点やご要望などありましたら、いっしょに解決していきたいと思いますので、遠慮なさらず御相談下さい。
フッ素の塗布
フッ素（正確にはフッ化物）は歯の再石灰化能力を高め、フッ素が歯に取り込まれ、酸に強い歯を作ります。したがって、虫歯の予防と初期の虫歯の進行抑制（虫歯菌が酸を作るのを抑制します）に対してかなり有効です。当クリニックでは、フッ素の塗布は来院時に原則的に無料で行います。
また、フッ素洗口、フッ素ジェルなども積極的に行って頂く指導を行います。
フッ素洗口 フッ素ジェル
定期的な検査とメインテナンス
お子様のご年齢に応じて、定期的な検査（３〜４か月毎）とメインテナンス（プロフェッショナルクリーニング）をお勧め致します。目標として、幼児、小児の頃から成人までカリエスフリー（虫歯や虫歯の処置のないお口の中）、そして健康な歯・良好なお口の中を維持する事をご本人とそのご家族の方と一緒に目指します。
当クリニックでは、ただ単にお子さんの虫歯を治療するだけではなく、お子さんの健やかな成長を歯科医師の立場から支援し、「お母さんといっしょに、健康で丈夫な美しい歯を育てていきたい」 と考えています。
小児歯科：東京都文京区小日向（茗荷谷駅）の歯科医院・歯医者、坪田デンタルクリニック